2011年7月31日、東京タワー正面イベント会場にて行われた、アイドルグループ・ももいろクローバーZのフリーライブの最中に伴奏が突然止まってしまったアクシデントのこと。
とっさの判断で歌い抜いたことで、ももクロの現場対応力の高さとプロ根性 が評価され、長く語り継がれるエピソードのひとつとなった。

2011年7月27日、ももクロは1stアルバム「バトル アンド ロマンス」をリリース、都内を選挙カーで回ってアピールしたあと、最後に東京タワーの下にファンを集めて所信表明演説を行った(紅白の向こう側)。
その4日後の7月31日に、同じ東京タワーの正面イベント会場にてフリーライブとCD手売りのイベント「見上げれば東京タワー そうだ!アキレス腱を伸ばそう。」を開催した。
当日は天気が不安定で、雨が降ったり止んだりする中で、ライブ観覧エリアは傘をさすことを禁じられ、観客は濡れながらの鑑賞となったが、1000人を超えるファンが集まった。
当日のセットリストは以下の通り。
事件が起こったのは、ラストの「オレンジノート」のパフォーマンス中だった。1番のサビの途中で突然、伴奏が止まってしまったのだ。
しかし、僅かな間をおいて有安杏果が歌い続け、続いてほかのメンバーも「ズン、ズン」と即席のボイスパーカッションを交えながら歌唱を続行した。この動きに、川上アキラも最後まで歌うように指示を出した。
佐々木彩夏の「みんな歌って〜!」という呼びかけに、会場に集まったモノノフたちもサポートし、アカペラの大合唱で無事最後まで歌いきった。
■あ、これはガチなほうだ!
このときのことを、百田夏菜子と川上アキラは次のように語っている。
(2011年8月28日、Ustream放送「かなことペヤ②」)
この事件については、「運営サイド(川上アキラ)が仕組んだことではないか?」という意見がネットに散見されるが、上記のように本当に事故だったようだ。
ちなみに 「走れ!」の初披露の際も、PAの故障で伴奏が止まる事故が起こっている。
また、このとき即興で入れたボイスパーカッションは、レッスン場でダンスを合わせるときによくやっているものを応用したらしい。
このときの様子はももクロChan#38で放送されたほか、 のちにミュージックステーションなどでも紹介され、ももクロのパフォーマンス力を示す事例として、徐々に知られるようになってきた。
※ダースベイダーのテーマとともにサプライズをもたらすのは、「電波少年」のTプロデューサー登場シーンへのオマージュと思われる。
■動画
ももクロ 東京タワーで「オレンジノート」アカペラ大合唱
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更新再開ですね
楽しみにしてます(^^)/