ピンキージョーンズ(ぴんきーじょーんず)

作詞:村野直球、作曲・編曲:NARASAKI

アイドルグループ・ももいろクローバーのセカンドメジャーシングルの表題曲。
カップリング曲は「ココ☆ナツ」と「キミとセカイ」。

タイトルの「ピンキージョーンズ」とは、“ももいろクローバーの「インディージョーンズ」”という意味のようで、夢を追う青春を冒険の旅になぞらえて歌っている。

セカンドシングルではあるが、スターチャイルド(キングレコード)移籍後の1作目であり、ももクロの初のTVアニメ・タイアップ曲でもある。


【自己紹介、再び】
メジャーデビューシングル「行くぜっ!怪盗少女」は、当時のメンバー6人のファーストネームが歌詞に入っていて、ももクロの自己紹介ソングとしての役割を果たしていた。セカンドシングルである「ピンキージョーンズ」でも再びメンバーの名前がCメロに入っているが、名前の連呼ではなくダブルミーニングになるように巧に歌詞に折り込まれ、それぞれ本人が歌っている。

早見 あかり照らせどこまでも

高城 Rainy (れに)雨が降ったって

百田 いつかいつか届くのかな、この思いは

玉井 しおり挟む夢のページ

有安 シャイニー、雲(くも)も、かがやくよ

全員 頑張るタフな仲間たち

佐々木 あやかって
全員 いざ!

5人のZになってからは、早見のパートは佐々木が歌っている。 

 
【100万円の髪飾り】
「ピンキージョーンズ」のPVで百田夏菜子が被っているインディアンの酋長風の羽が沢山ついた髪飾りは、スタイリストの米村弘光が米国から輸入したもので、価格は100万円と言われている。当初、購入を迷っていたが、ほかから引き合いがあったので、慌てて取り寄せた。

この髪飾りは、TV番組出演時にひな壇に座ると後ろに座った人の顔が見えなくなるので、百田はいつも遠慮しながら被り、できれば被りたくなかったが、川上アキラが絶対に譲らなかったという。100万円もかかっているなら、できる限り使いたいと考えるのも無理はない。

この髪飾りを百田が秋葉原の楽屋に置き忘れ、それを見つけた東京女子流のメンバーが名古屋でライブをやっているももクロのもとまで届けに行き、最後はライブに参加する、という茶番劇がUstreamで配信された。
 


【スターチャイルド移籍】
ももクロのUNIVERSAL Jからスターチャイルドへの移籍が発表されたのは2010年の8月23日。「行くぜっ!怪盗少女」が5月5日に発売されてから4ヶ月足らずの間の出来事だった。この日、ももクロのメンバーは純白のウエディングドレスに身を包み、新婦入場の儀式を行って「キングレコードへの嫁入り」を表現し、合わせて11月10日に「ピンキージョーンズ」を発売することを発表した。

ももクロ、KING RECORDSに純白ウェディングで嫁入り」(ナタリー)

この当時のことを、スターダスト音楽出版の佐藤守道とスターチャイルドの宮本純之介は、ナタリーのインタビューで次のように話している(HMV渋谷店の閉店が8月22日。その直後に佐藤はスターダストに転職した)。


──佐藤さんの転職と、ももクロのスターチャイルドへの移籍は同じぐらいの時期ですよね。

宮本 スタチャへの移籍が決まったのがもうちょっと前だったんですね。僕、一番初めに佐藤さんに会ったのはHMVの施策打ち合わせで、その次に会ったときはもうスターダストの人だったんですよ。

佐藤 移籍第1弾シングルの「ピンキージョーンズ」が出るタイミングで、HMVでもももクロの企画をやろうとしてしていて。その打ち合わせで宮本さんと名刺交換を(笑)。


──会って数カ月で名刺が変わってるわけですね(笑)。

宮本 いや、ほんの1週間ぐらいで(笑)。


ももクロ制作スタッフが明かす「バトル アンド ロマンス」ができるまで”(ナタリー)

【モノノフの始まり】
2010年11月16日に、「ピンキージョーンズ」の発売記念イベント「アイドル桶狭間 池袋の陣~いざサンシャイン~」が東京・池袋のサンシャインシティが行われた。

このイベントでももクロのメンバーは「アイドル戦国時代を勝ち抜き天下統一を目指す」として戦国時代のコスプレで登場したが、それに前もって川上アキラがUstream「かなことペヤ」で「ファンの皆さんは、鎌倉自体の武士(モノノフ)です。 いざ、鎌倉ならぬ。いざ池袋です。戦支度で集まってください。 メンバーも戦支度して待っています」とファンを呼びかけた。

これが、ももクロのファンを「モノノフ」と呼ぶきっかけとなった。


【2つのエンディングの謎】
前述の移籍発表会の際に、「ピンキージョーンズ」が2010年10月-12月期のTVアニメ「ヨスガノソラ」のEDテーマに採用されたことも発表された。

「ヨスガノソラ」は男女の双子の禁じられた恋を主軸にした18禁恋愛アドベンチャーゲームを原作にしたアニメで、当時中学生のメンバーが2人いた“ももクロ”にテーマソングを歌わせたことも驚きだが、実際に放映された作品は、エンディングが2つあるという奇妙な構造をとっていた点も異彩を放っていた。

本編の終了後のEDアニメには「ツナグキズナ」という曲が使用され、その後の本編とはやや関係のない短いオマケの話のあとに、オマケのエンディングとして「ピンキージョーンズ」が流された。作品全体の叙情的な基調からすれば、「ツナグキズナ」こそが本来のEDテーマで、ポップな曲調の「ピンキージョーンズ」は無理矢理付け足した感が強い。

「ヨスガノソラ」の地上波放送のスポンサーはスターチャイルドの一社提供であり、移籍させたばかりの“ももクロ”の認知向上と実績作りのために、無理矢理「ヨスガノソラ」のタイアップを取り付けた感があるが、実際のところは不明である。

【動画】

ももいろクローバー「ピンキージョーンズ」Music Video (Web ver.)





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