作詞・作曲:馬原美穂 編曲:相木清久
しかも、2012年11月11日の「独占!ももクノ60分vol.4」では、オリジナル・メンバーである高城れにと百田夏菜子はすっかりフォーメイションや振り付けを忘れており、高城は佐々木彩夏にポジションを直され、百田に至っては自分が歌うパートまで忘れていて、佐々木に「夏菜子ちゃんじゃない!」と注意される始末だった(もっとも、百田が忘れたパートはもともと早見あかりの担当だったところで、早見脱退後にほとんど歌っていないことを考えると、同情の余地はある。また、「あの空」と同様に早見のパートを百田が受け継いだことは、二人の関係を表しているようで興味深い)。
【「入口のない出口」で新バージョン誕生】
また、日本青年館の6人バージョンには有安杏果のソロパートがなく、Zになって以降も確認できないが、この新バージョンでは、しっかりと有安にもパートが割り振られている。
──歴史をおさらいしたところで、今回の目玉とも言える、新たに録り下ろされた「ラフスタイル for ももいろクローバーZ」について詳しく聞かせてください。佐藤 そもそもこのアルバムは新録を入れないという方針だったんですよ。でも制作を進めるうちに川上が「モリさん、もしなんだったら自分で録り直したいと思う曲を1曲やってもいいよ」って。じゃあ何をやるかって考えて、せっかくならももクロの始まりの曲をやり直そうと思ったんです。「あの空」はライブなんかでもあれだけ定着しているから、だとすると「MILKY WAY」か「ラフスタイル」だけど、「MILKY WAY」はすごくストレートな曲で、あれはあれで完成形だと思うので。「ラフスタイル」は今やるともしかしたらちょっと違う意味合いが出るんじゃないかなと。──かなり大胆にバラードへとシフトしましたよね。佐藤 5年経った今なら同じ歌詞を歌っても深みが出ると思ったんですね。もともと原曲はマイナーキーのダンサブルなアレンジだったけど、今度はもっとアコースティックなアレンジはどうかなと。ゲンズブールの「メロディ・ネルソン」とかカエターノ・ヴェローゾのイメージが最初にあって、そのとき頭に浮かんだのが近藤研二さんの音だったんです。近藤さんには「Z女戦争」と「灰とダイヤモンド」をお願いしましたけど、けっこう思い切ったことを大胆にやってくれるんですよ。近藤さんにも原曲を聴いてもらって「アコースティックな感じで行きたいんですよ」って伝えたら「僕もそう思ってました」って。
【 パート分けの変遷】
ラフスタイルは、ライブで歌われる機会が少ないため、パート割り振りの確認も難しい。
とくにZになってからオリジナル版が歌われたことがほとんどないので、「ももクロChan」に収録されたももクノVol.4がほぼ唯一の手がかりだが、これも2番が省略されているため、一部は推測となっている。
なお、A〜Eは後述の各動画に対応している。
歌詞 | A | B | C | D | E |
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通りを埋める人ごみの中〜君を探した | 高井 | 藤白 | 佐々木 | 佐々木 | 高城 |
愛とか恋とか言うけど〜恋だと思った | 玉井 | 玉井 | 玉井 | 玉井 | 玉井 |
この道 どこにつながってるの | 和川 | 和川 | 早見 | 百田 | 有安 |
君の道と交わるといいな | 高城 | 高城 | 高城 | 高城 | 佐々木 |
心の示す方へ 歩き続けていくよ〜 悪いこともあるし 良いことだって〜届きますように |
(全員) | ||||
会いたくて声が聞きたくて〜何もできないまま | 高井 | 藤白 | 佐々木 | 佐々木? | 佐々木 |
見えない明日に〜描いてみたけど | 玉井 | 玉井 | 玉井 | 玉井? | 有安 |
どうにもならない〜夜が明けた | 玉井 | 玉井 | 玉井 | 玉井? | 有安・高城 |
君の胸の奥にある | 伊倉 | 伊倉 | 佐々木 | 佐々木? | 百田・佐々木 |
本当の気持ちを覗いてみたい | 百田 | 百田 | 百田 | 百田? | 玉井 |
心の示す方へ 歩き続けてくよ〜 悪いこともあるし 良いことだって〜笑って |
(全員) | 百田 | |||
いつもキラキラ 君に逢えるから〜 悪いこともあるし 良いことだって〜届きますように |
(全員) |
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ちょっとカーペンターズっぽい感じ?なんて思いつつ聴いちゃってます
ももクロちゃん達がもっと大人になった時、どんな風に
歌うのか楽しみにさせてくれる一曲です