玉井詩織(たまいしおり)

1995年6月4日生まれ。神奈川県出身。

アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバー。
通称「しおりん
テーマカラーは黄色。

・キャッチフレーズは「泣き虫で甘えん坊な、みんなの妹」。結成当時は最年少で一番背が低かった。
・公式には身長158cmだが、実際には160cmで佐々木彩夏とともにメンバーのなかでもっとも背が高い(詳しくは後述)。
・歌もトークもOKで、器用で頭の回転が早い。とにかく、そつなくなんでもこなす。
・ももクロのメンバーが列記される場合も百田に次ぐ2番目で、名実ともに最強のNo.2。
(ただし、出欠をとるときは1番)
・かつてはツインテールだったが、現在は一貫してショートカット。
・手足が長く、ショートカットやスレンダーな体型からくる少年的な容姿に人気があるが、2013年後半は「裏か表かわからない」などの自虐ギャグを使い始めた。

 


【歌唱力】
・澄んだ中音域の歌声。うまく楽曲にマッチすると、いかにもガールズユニットらしい可愛く爽やかな響きになる。
・同じ中音域の高城れにが優しげなのに対し、より元気なイメージ。
・ソロでは、佐々木彩夏がメタアイドルなのに対して、正統派80年代風アイドル曲を担当する。
・結成当時は外見どうりの幼い歌声だったが、「あの空へ向かって」「ラフスタイル」など初期の多くの曲で歌い出しを担当し、ほかのメンバーよりソロパートが多めだったり、歌唱の中心となっていた。
・子供の頃は音痴で、父親から「不快だから歌うな」と言われたことがある。そのため自分が歌手になるなんて想像もできなかったという。

【身体能力】
・器械体操の経験者で、リーダーの百田に次いで身体能力が高く、アクロバットの一翼を担う。
・超絶的なスタミナの持ち主で、Zepp Tokyoの2時間×3公演計65曲のライブの際、2部と3部の間にカレーを食べ、終わったあとも平然としていて、カレーを持ち帰ったという。
・特技はマシュマロ・キャッチだが、バラエティー番組で披露すると、ネプチューンの名倉やバナナマンの設楽など運動神経の良い芸人にマネされて食われてしまっていた。

【食いしん坊】
・もともと食いしん坊だったため、テーマカラーが黄色になった。
・(ゴレンジャーの)黄色はカレーが好きだと言われて、カレーをよく食べていたら本当に好きになった。
わんこそばに2回挑戦している。1回目は「ももクロChan」の企画で、中学生だったのに93杯も食べて、同行した百田や佐々木を大きく引き離した。2回目は2012年2月11日に岩手県花巻市で開催された「わんこそば全日本大会」に個人の部で出場し、5分間で62杯も食べたが下から2番目の成績だった。
・昔、高城れにに「おでんのつくね」を食べられてしまい、取っ組み合いのケンカをしたことがある。
・大量に食べる割に太ったことがなく、その代わり身長が1年で13cmも伸びて、ほかのメンバーを追い越した。
・Mステ出演時にメンバー全員でテレ朝の社食で昼食をとったとき、有安と高城はほぼ麺類のみ、百田と佐々木は炭水化物抜きだったのに対し、玉井は大盛りのご飯とおかずをしっかりと食べていた。
・それでも、いまだに手足が長くほっそりとしたモデル体型を維持している。
・歌詞の中でも食に関する部分は必ず玉井が担当する。
・Quick Japanの「全PVセルフ解説」でも、撮影時に何を食べたかを詳細に解説している。
・玉井は「私は食いしん坊なだけで、大食いではない」と主張している。
玉井サービスエリアでは、東名高速サービスエリアの名物を1日に24品目食べまくった。
・「ぶらり高城れに~川越編」では、大量のサツマイモ料理やお菓子に加えてラーメンまで注文してしまい、途中でギブアップ状態になってしまった。
・「ぶらり高城れに~江ノ島編」では、朝からバーベキューで肉や魚を食べまくった2時間後には「そろそろお腹が空いてきましたね」と発言して、高城に「早くないですか?」とちょっと驚かれた。

【みんなの妹】
・ももクロ結成当時は、身長も年齢も一番下だった(身長143cm)。性格も泣き虫で甘えん坊だったため、「泣き虫で甘えん坊のみんなの妹」がそのままキャッチフレーズになった。
・当時の動画を見ると少女らしい幼く高めの声だった。外見と合わせて、パーフェクトな妹キャラ。
・ひとりでお風呂に入れなかった。佐々木彩夏が加入した日、誰も一緒に入ってくれなかったので、初対面で年下の佐々木にお願いして、一緒にお風呂に入ってもらった。
・いまだにひとりで寝られないらしく、ホテルがシングルの場合は、自分の部屋に荷物を置くと百田夏菜子の部屋に直行して、シングルベッドで一緒に寝る。このことは「シングルベッドは狭いのです」という百田とのデュエットソングになっている。
・百田も玉井もズボラな性格のため、二人の部屋はベッドの下までモノが散らかっている。
・温厚そうに見えるが、メンバー全員とケンカをしたことがある唯一の人物。
・百田によれば、ケンカの震源地は、いつも玉井だった。
・玉井はQuick Japan vol.107のインタビューで「すごく違う人みたい、五年前の私。やだもん、私、あんな人。昔の私とは絶対に仲良くなれない(苦笑)」と話している。
・2013年の子供祭りで、集まったチビノフたちに向かって「み~んなの妹!」と自己紹介した。

【ももクロから抜けるはずだった】
・2008年春の結成から2009年の夏までの期間は、ももクロのメンバーは頻繁に入れ替わっていた。当時は各メンバーごとにマネージャーがついていて、「やらせたいことと違う」などの理由でメンバーから外すよう要望されたようだ。
・2008年秋に早見と佐々木が加入したあと伊倉や藤白らが抜けたが、理事長(藤下リョウジ)の指示で玉井もほかのグループに移る予定だった。しかし、その時点で川上アキラはももクロには玉井が必要と考えていて、一計を案じた。
 メンバーに新曲「オレンジノート」を聴かせて、真面目な玉井が「この曲をみんなとやりたい」と言ってくるのを期待した。案の定、玉井は泣きながら「やりたい」と言ってきた。
 川上はこれを利用して、玉井の担当マネージャーだった藤井祐一に対して、「どういうことだよ! タレントにちゃんと話が通ってないじゃないか」と詰めより、「彼女が続けたいと言っているので、悪いけどこちらでやらせてください」と上(おそらく藤下)とかけあって玉井をももクロに残したという。(ニッポン放送「川上アキラのオールナイトニッポンR」、Ustream「24時間いただきますっTV」、日経エンタテインメント! 2013年12月号より)
・このときの川上の作戦がなければ、ももクロはいまとは違うグループになっていたことになる。また、玉井は藤井が担当する「私立恵比寿中学」に移籍する予定だったのかもしれない(エビ中はこの年の8月に結成され、10月に杏野なつ、安本彩花が加入している)。


【器用貧乏】
・ものマネが得意。ローラ、クレヨンしんちゃんなど。ももクロの各メンバーの歌真似もできる。
・メンバー全員のサインを真似することができる。Ustreamの「梶原放送局」に川上アキラが出演した際、視聴者プレゼントとして「(今日は玉井さんにしか会えなかったので)メンバー全員のサインを玉井詩織が真似して書いた労働賛歌のポスター」を提供した。
もも見では、腹話術、お菓子作り、レスキュー隊など、もっとも多くの金星(一等賞)を獲得し、黒星(ビリ)は1回しなかった。
・「ももクロChan」の企画「帰ってきた!ビリを決めよう10番レース」でも、最後の対決でサングラスの選択を間違えた以外は、ビリはなかった。
・中学のとき、2年連続で学校の百人一首大会で学年一位になった。
・Ustreamの「ももかたり」で「ピアノと英語は10年やった」と言っていた。
・スカパーのバラエティ番組「小中高一貫 ももえび学園」企画で落語の「寿限無」に挑戦した。流暢にももクロ版寿限無を演じた。
・佐々木や百田のソロ曲の振り付けもすぐに覚えてしまう。「別冊ももクロchan」では、レッスン場で練習中の佐々木の背後で「だって あーりんなんだもーん☆」を一緒に踊っている姿や、同曲のダンスを百田と高城に教えている姿が紹介された。百田の「太陽とえくぼ」も完璧で、百田が「どうして!? どうして!? 」とビックリすると、「だって、ここ好きなんだもーん」と玉井が答えている。
藤白すみれがももクロのイベントに出演し、藤白、百田、玉井でクリーミー・パフェの楽曲を歌ったときも玉井のダンスが完璧で驚いたことを藤白がブログに書いている。
・弱点が目立たないため、逆にキャラ立ちが難しいとも言える。
・本人も「器用貧乏」を自覚しており、上記のQuick Japan vol.107のインタビューでは「器用大富豪」になりたいと言った。


【自由で天才】
高城れにと川上アキラの玉井評は「自由」と「天才」。

高城:ほんとに、自由なんですよ。それが長所になるときもあるし、短所になるときもあって。本当に思いのまま行動するので、集中力がないって言っちゃあないので、それがまた短所で、でも、天真爛漫という意味で長所であって…。
(中略) 
高城:ほんとに、いつもニコニコしていて、ぽかーんとしてて。決めるときはズバっと決める。
川上:出てくる言葉とか…ときどき出てくる言葉が天才だよな、こいつ。
高城:天才ですね。
川上:普段、なんだかよくわかんないけど、集中してんだか聞いてんだかわかんないけど、それはもうほんとうに、番組とかでているときの、ポロっとしたトークのせりふとかは、エーというようなのがあったりとか。
高城:タイミングとか。
川上:タイミングとか、はい。恐ろしいですね、この人は。まあほぼ食うこととか、そのとき目に入ったことしか、浮かんでいないと思うんですけど、はい。

(2012年3月6日 梶原放送局 #22-2)

 高城は上記のように述べているが、実際には本番ステージ中に玉井と一緒にふざけて話を聞かず、MCの佐々木をキレさせるのは高城である。


川上: 僕は以前から、ももクロのキーパーソンは詩織だと思っていて。詩織が変わるときがももクロが跳ねるときだろうな、と。(中略)常識人の夏菜子に対して、詩織は野生児なので(笑)あのまんま自由に放し飼いにしておけばいいんだと思ってますけど。
(中略)
川上: メンバーで道を歩いているときに「私たち、ももいろクローバーです!」とか突然叫び出したりするんです。それでみんなが困っているのを見て喜ぶっていう(笑)。なんかすごい高度な楽しみ方というか、パンチ効いているんですよ、あの人。末恐ろしいです。

(「Quick Japan Special Issue ももいろクローバーZ ~The Legend~ 2008-2013」p.216)


【スターダスト☆ジーニアス
西武球場や国立競技場などの大箱ライブでは、選手紹介(メンバー紹介)の際に「スターダスト☆ジーニアス 玉石詩織」とコールされる。「スターダスト☆ジーニアス」は本来は新日本プロレスの若手のホープ内藤哲也のキャッチフレーズだが、玉井の所属事務所である「スターダストプロモーション」と「天才」をかけて、佐々木敦規が使った模様。ちなみに内藤哲也の得意技のひとつに「スターダストプレス」がある。


【若大将】
・2011年以降は、アントニオ猪木ばりのビンタ芸と煽り芸を身につけ、ももクロのキレキャラとしてライブやバラエティ番組の盛り上げに貢献している。
・男祭り2012の練習では、空手の上段回し蹴りが気に入ったらしく、ひとりで黙々と練習していた。
・ここまで見てきたように、器用で弱点がない玉井は、ある意味“ももクロ”の最強キャラである。
・マネージャーの川上アキラは加山雄三、ジャンボ鶴田、原辰徳に次ぐ、「ももクロの若大将」を名乗らせようとしたが、本人に拒否されて定着していないという。
・演出の佐々木敦規によれば、「若大将のあいうえお作文」を一緒に考えようとしたら、途中で泣き出してしまったので、以後、この件はアンタッチャブルになった。
・しかし、「労働賛歌」のPVや「夏の馬鹿騒ぎ SUMMER DIVE2012」の西武ドームのステージには「若大将」の看板が使用されている。
・最近は性格や考え方も成長し、「メレンゲの気持ち」で経験を積んで成長を続ける百田に憧れ、メンバー内で百田を補佐するようになってきた。

【本当の身長は?】
2013年時点の玉井の公式プロフィールでは身長158cmということになっているが、ファンの間では「もっとあるだろう」という意見が多い。写真によっては、佐々木彩夏(公称160cm)と同じか、より高いようにも見える。
2012年8月12日に放送されたニッポン放送「ももクロくらぶxoxo」において、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果の3人がメジャーで身長を計り合った。その結果は以下の通り。
  • 玉井詩織:160cm
  • 佐々木彩夏:160cm
  • 有安杏果:149cm
この結果、ついに玉井が佐々木の身長に追いついたことになるが、このときはメジャーの長さが150cmしかなく、これに有安の定規を足して使っているので、正確さには多少疑問が残る。

また、玉井の座高は80cmで、ちょうど身長の半分という結果だった。これに対して、佐々木は次のように評している。
あーりんの一言xoxo
「しおりんって、ガラ携みたいじゃん!ちょうど半分に折れる感じ」xoxo


ところが、2013年6月3日の玉井詩織にブログは、次のような話で始まった。

身長測ったら、何故か
縮んでてショックだった(笑)
 
伸びろ伸びろ( ^ω^ )!!


玉井詩織が18歳の誕生日を迎えた2013年6月4日現在、正しい身長は謎のままである。
(追記)
2013年7月21日、ウクライナ出身のデザイナー・Elena Slivnyak氏のTwitterの写真からももクロメンバーの衣装デザイン用の資料が流出し、玉井詩織の身長が160cmであることが確認された。


【その他のエピソード】
・AKB48の渡辺麻友の大ファンであり、渡辺麻友の衣装の黄色バージョンを作ってフジテレビの「GIRL'S FACTORY」の番組内で本人に披露した。
・実はこの衣装はもともと、玉井のソロ曲のためにスタイリストが用意したものだった。あまりにストレートなアイドル的衣装に当初玉井は拒否反応を示したが、渡辺麻友とおそろいと聞いて納得したらしい。
・2013年6月、上記の衣装が、古谷マネージャーの管理が悪くて黴びてしまい。玉井が怒っていたと川上アキラがUsteamで話していた。



【ユニット】
ももたまい
マス寿司三人前
・チーム小顔(た行)
りんりんコンビうさぎ先輩後輩

【キャラクター】
ソニック・ザ・しおりん
テレ玉井
人造人間しおりん

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