高城れに(たかぎれに)

1993年6月21日生まれ。神奈川県出身。
アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバー。
テーマカラーは紫。

・メンバーのなかで最年長の「元リーダー」だが、年下のメンバーたちにいつも突っ込まれている。
・キャッチフレーズは「ももクロの感電少女」。激しく身体を揺するダンスが由来と思われる。
・特技は幽体離脱(自称)。お坊さんなどと交流しており、スピリチュアル系の話題が得意で、大喜利系の企画でしばしば哲学的な発言をする。
・ときどき、意味不明なことを口走ったり空気を読まない発言をしたりして周囲を置いてきぼりにするが、それがネタなのか天然なのかよくわからない。
・2013年後半から、トークにおいても歌唱やダンスのパフォーマンスにおいても急速な成長を見せた。トークでは、ネタをぶっこむだけでなく、きちっとオチをつけられる場面が増えてきた。歌唱が安定し、ダンスでもほかのメンバーときっちり合わせて踊れるようになった。ビジュアル面でも「美人になった」と言われるが、「カメラが回っているときはブサイク」とスタッフに突っ込まれる一面もある。

■歌唱力

 落ち着きのある、中低音のやさしい声の持ち主。ファンからは「エンジェルボイス」と呼ばれ、有安杏果によれば「メンバー全員が、れにの声が欲しいと思っている」が、本人は「自分の声が嫌い」という。
 やや声量が細く不安定な感じだったが、「春の一大事 2013 西武ドーム大会」以降、ボイストーレニングの成果か、声量が増え徐々に安定した歌声に変わってきた。
 バラード系やミディアム・テンポの曲で繊細さを感じさせる歌い方が特徴。ソロ回しの先頭を切る「走れ!」や「空のカーテン」などがその代表といえる。

■身体能力

 ダンスでは人一倍激しく踊ることで知られるが、実は身体が固い。「タップダンス」という立派な特技があるにも関わらず、公式プロフィールなどで目にすることは少ない。
 また、側転ぐらいはできるのに、ライブ中にアクロバットを担当することはまったくない。
 ダンスで本来のタイミングより速く動いてしまうクセがあって「高城さんの早食い」と言われ、石川ゆみによると、いくら直しても直らなかったのが、2013年のある日、急にちゃんと出来るようになった。

 見かけによらずスタミナがある。Zepp Tokyoの3回しライブの2回めで「4回ぐらいいけそう」と発言したり、西武ドーム2Daysで「5Daysぐらいあってもいい」と発言。メンバーで唯一24時間放送を2回経験し、「24時間、またやろうよ!」と楽しそうに言う。

 喉も強い。ライブの翌日は必ずカラオケに行って、セットリストを全曲歌うという。
 肺活量もメンバー中No.1と思われる。お気に入りの言葉を長く叫び肺活量を競う、<第2回・ももクロChan杯7種競技・超人は誰なんだ~Z>猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の肺」という企画(2013年06月11日放送)では、約1分半に渡って声を出し続けて圧勝した。
 肺活量もあるのに、声量が非常に細く不安定だったので、Ustreamやラジオで川上や百田からそれをネタにいじられることもあった。現在は、前述のように声量が少し太くなり安定してきた。

 Ustream放送「24時間いただきますっTV」で、朝起きたあとコンタクトレンズを装着している。

■元リーダー

 ももいろクローバー結成当時は、最年長を理由にリーダーを任されたが、真面目すぎて自分をしばり、本人の成長のためにならないという理由で、百田夏菜子に交代した。
 リーダー解任のショックと、度重なるメンバーチェンジに、「次に外されるのは自分だ」と怯え、電話が鳴るのが怖かったという。また、遅刻しないように集合時間の30分前に到着する癖が今も抜けないという。
 現在では、「元リーダー」を自分でネタに使うようになっている。

■コメディリリーフ

 ライブを何度も訪れてくれる限られた数のファンを飽きさせないために、初期のももクロは顔をペイントするなど次々と奇抜な企画を行ったが、その中でも高城には、東京ドームシティでひとりだけ巨人軍のジャビットくんのメイクをさせられるなど、10代の少女には苛酷とも思える汚れ役が与えられた。
 当初は「お風呂の中で1時間泣いた」と辛い思いをこらえてきた高城だが、次第にメンタルが鍛えられて強くなり、進んで笑いをとる役割をするようになった。

・ももクロ全員がパンダメイクでライブをしたとき、一人だけキッスのジーン・シモンズのメイクで登場して、自分もパンダだと主張した。
・ももクロがテレビに出始めたころは、得意の変顔で、アイドルの範疇を超えた強烈な表現をたびたび見せたり、テレビ東京の「ゴッドタン」ではプロの芸人も顔負けの捨て身の芸を見せた。
・歌詞の中でも「飛行機のトイレ、ジュワー!」など、オチを担当する。

 以前はTVに出演するときは「爪痕を残す」ための無茶なネタのブッコミが目立ったが、2014年からはネタふりからオチをつけるまで一連の演芸的な流れを作り出せるようになってきた。
 かつては強烈な個性を持つメンバーの中で、自分の個性について悩んでいたという高城だが、現在はリーダーの百田夏菜子とは別の意味で、グループを引っ張る存在に成長した。

■母親

・「れに」という名前は、元々は母親の持っていた人形の名前だった。
・高城が着る服は、いまだに毎朝母親が用意している。
・朝起きると、母親が自分の衣装を着て立っていたことがあるという。
・母親は家事を一切せず父親がやっている。
・お弁当にサツマイモが一本だけとか、チクワだけ入っていたことがある。

■キス魔

・メンバー同士だと所構わずキスをする。されるのも好き。
・メンバー以外では、稲垣潤一、さだまさし、坂崎幸之助、高見沢俊彦、桜井賢が演奏中に頬にキスされた。THE ALFEEのメンバーは全員されていて、坂崎と高見沢は2回づつだが、坂崎は「素顔でされたのは俺だけ。あとは桜井(に扮した高城)にされている」と言っている。
・NHK Eテレの「青山ワンセグ開発」では、百田夏菜子とマウス・トゥ・マウスでキスをした。

■芸術的才能と霊感

 器用ではないが、真面目なコツコツ型で芸術的なセンスが高く、もも見での各種体験でその才能を見せた。
 クレヨンしんちゃんのアニメーター体験で製作した動画は、プロから「初めてとは思えない」と評価された。腹話術の回ではいっこく堂 ばりの時間差一人腹話術を披露。フラワーアレンジメントでは、番組中唯一となる100点満点を獲得し、プロの花屋に「勉強になった」と言わしめた。

 テレビ番組「TOKIOカケル」のお宝とガラクタを見分ける勝負でも、番組開始早々にお宝を当て、城島茂を吹っ飛ばすための紐も見つけて勝負を終わらせてしまった。さらに2回目の勝負でもお宝を当ててみせた。

■気配りの人

 百田夏菜子は高城れにの気遣いについて、次のように述べている。

本当に気を遣ってくれるんですよ。私の様子がおかしいなと感じたら、なんの用もないのにメールしてきたり。ただ、「百田さーん」としか書いてないの。普段はメールなんてくれないのに(中略)普段もそんな感じで、特に言葉にしないで、意味ありげに近づいてくるので、私も察するぐらいなんですけど。

(QuickJapan vol.109 p.74)

 私立恵比寿中学の安本彩花は、レッスン場での高城の気配りについて語っている。

私はエビ中に入る以前に、ももクロちゃんのメンバーと一緒にダンスの練習をしていました。人見知りで輪に入っていけなかった私に、(高城)れにちゃんが話しかけてくれてうれしかった。

(日経エンタイテインメント! 2013年12月号 p.21)

 チームしゃちほこの大黒柚姫も、高城れにについて、次のように述べている(詳しくは「紫同盟」を参照)。
しゃちメンみんなでももクロちゃんのライブに行きまして・・・・
ももクロちゃんへ挨拶しに行かせてもらった事がありました。

れにちゃんが「柚姫ちゃんだよね♪」と言ってくれた時
自分を知っていてくれた事の驚きと嬉しさとで頭がパニックになった思い出があります。

聖地で生誕ありがとう★(大黒柚姫)(チームしゃちほこオフィシャルブログ) 


 2014年4月5日に、横浜みなとみらいでグランモール公演で行われた『春の全国交通安全運動西区キャンペーン』 に高城は一日署長として参加した。高城は音楽を担当した横浜市立岡野中学校吹奏楽部のGOUNNや怪盗少女に演奏に喜んで、制服姿のまま勝手に踊りだし、最後はゆるきゃらや本物の署長まで巻き込んでイベントを盛り上げた。警察の幹部たちとの記念撮影後、高城は演奏した吹奏楽部とも一緒に撮影したいと言い出して、中学生たちを喜ばせた。


■メンタルの強さ

 高城は初期のももクロに与えられたさまざまな試練について、「(アレのおかげで)メンタルが強くなった」と言っている。いまでは、怖い物知らずすぎて、共演者や視聴者をヒヤヒヤさせるほどである。

 2013年12月24日と25日にNHKで放映されたクリスマスドラマ「天使とジャンプ」では、新宿のど真ん中の雑踏でロケを行い、一般人もいる中を200メートルをセリフを叫びながら駆け抜けた。その上、撮影終了後にエキストラに挨拶するために、再び走り出したという。メンタルの強さと気遣いという高城れにの両面が発揮された場面だった。

場所は新宿のど真ん中。
長玉レンズでの撮影のため、スタート地点からカメラの位置までは
約200M。
その間、エキストラの人もいるのですが、一般の人もいる状態での撮影でした。
よーいスタート!
全力で疾走する、れにちゃん。
「さよなら、さよなら・・・」と叫びながらの疾走です。
OKがでると、
「今日きてくれたエキストラさんに挨拶したい」と
再び、走り出して行ったのでした。

2013年12月29日「ちょっといいとこ・・・」 


■最後の句読点を打つ

川上
:凄い真面目なんですよ。それだけなんですけどね。
伊東:元リーダーといってるんですけど、なんでリーダーやめちゃったのかって。
川上:一番最初は年齢がね。あなたが中学3年生のときでしたっけ? これが始まったのは。
高城:中3ですね。
川上:で、ほかの子供たちが小学生だったり、中1、中2だっていうときに、年齢が上だっていうことで、僕も始めたばかりだったんで、れにちゃん、年齢一番上だからリーダーやってみたらって言ってみたら、まあ意外とキャパシティが、狭いわけじゃ無いんですけど、真面目な分、考え過ぎちゃうところがあって、結構それだけで、いっぱいいっぱいになっちゃうんですね。
梶原、伊東:はー。
川上:だから、これが芸のほうにプラスにならないなって。たぶんそこで、ちょっと一歩引いたところで、やっていただいたほうが、自分の色が出せるんじゃ無いかなと思って。というのが、あったんだけど、ちょっとショックだったんだよね?
高城:そうですね、ちょっとショックだったんですけど、今はなんか、まあ、それで良かったのかなって思います。
伊東:ときどきだけど、最近ぐいぐいって出て行くところもあるんじゃない? 最近、バラエティとか観ていると。
川上:ここ2週間ぐらい、ことツアーが始まってからは、またしっかりしてきているんですよ。これは今回のツアーの見所なんじゃないかな?
鈴木:質問がきています。川上さんから見て、れにちゃんの成長したところはどこですか?
高城:おー。
川上:前にでることですら、ちょっと引いちゃってた子が、もうぐいぐい、普通のエンターテインメントの番組に出たりしても、うちのザラっとした違和感を出すなにか、アドリブを…。
伊東:ももクロちゃんが入ってくるとザワっと違和感があるんだけど、それの落としどころというか、最後の句読点を打つかたなんです。
梶原:凄いじゃん
川上:ここまで成長したのは嬉しい。

(Ustream「梶原放送局 #22-2」 2012年3月6日)

 2013年になってメンバー全員の成長が著しく、全員がボケもツッコミもできるようになってきた。
それに連れて高城れにの役割も徐々に変わってきている。
 単なるオチ担当に留まらず、曲の最後に和妻(手品)をやったり(FNSうたの夏祭り「夏祭り」)、ライブの最後にビール瓶を頭で割ったり(サマーソニック「労働賛歌」、氣志團万博「怪盗少女」)して、アイドルらしくないももクロのケレン味を、わかりやすく表現し、「最後の句読点を打つ」方法論をどんどんと進化させつつある。

■ユニット

事務所に推され隊
マス寿司三人前
・チーム小顔(た行)
・ももたかぎ 
・紫同盟
 


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